スポーツ十戎

ホームジム 筋トレ
  1. スポーツのためのスポーツを行え。私欲と功名心を抱くことなく規則に、そして汝の友に忠実に、強いということはよいことである。
  2. 素直に根気よく、義務をわきまえて楽しく練習せよ。生ある限り練習しうるのだ。
  3. スポーツに全力を打ち込め。ただしスポーツを生活の伴奏メロディたらしめよ。ゆめ生活の全てとすることなかれ。
  4. トレーニングにおいても、試合においても決して途中で投げるな。しかし、いかなるスポーツでもたとえ1時間でも体を壊してまでやる価値はないのだ。
  5. いかに厳しい闘いもたじろぐな。偶然の利益はいかなるものでも、すべて、騎士的にいさぎよく捨てよ。観衆の拍手を求めず汝の良心の称賛を得んと努めよ。
  6. 最強の相手をもとめ、汝の友として尊敬せよ。友を客としてもてなすのは当然の努めである。
  7. 高ぶらず堂々と勝て。言い訳と不平を言わず、品位を持って負けよ。勝利よりも大切なのは、大切なのはこの態度なのだ。
  8. 審判に無言でしたがえ。審判に誤りがあると思われるときにも。
  9. 汝を破ったものに最初の祝福を、汝が打ち負かした者に最初の感謝を与えよ。自分と自分のチームに対して願うべきはただ一つ「常に最善の者が勝つこと」である。
  10. 肉体を精神をそして心構えを常に浄く保て。汝自身の、汝のクラブの、そして汝の国の名誉を忘れることなかれ。
兵庫県産業技術短期大学|部室棟トレーニングルームに張られたスポーツ十戎より

母校の部室棟の一角にあったトレーニングルーム。
今はもうなくなってしまったと聞いているが、私の筋トレ人生の原点であった。
壁に貼られたスポーツ十戎は、先輩方が作ったのであろう、スポーツマンシップを教えてくれた。
ベンチ台はグラグラだったし、セーフティーバーもなかった。
お世辞にも整ったジムとは言えなかったが、ベンチ台とスクワットラックとバーベルがあるだけで、充実したトレーニングが出来た。
今となってはダンベルがあり、ケーブルマシンがあり、さまざまなトレーニングメニューが組める。
けど一番筋肉が成長したのは、バーベルで出来る限られた種目をひたすらやりこんだ、あの時だったような気がする。
組めるメニューが少ないから、そもそも迷うことなんてなかったし、一つの種目で重さと回数を追い求めた。前の自分と比較するのも簡単で、伸びたかどうかの実感を得やすかったんだと思う。
今は情報がたくさんあって、いろんな人がいろんな種目を薦めているけど、惑わされないで、大切なのは前回の自分との比較。一つのメニューをひたすら追い込むのは重要だと思う。
結局ホームジムの究極は、パワーラック、ベンチ台、バーベル。この基本セットに尽きるのかもしれない。

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